CakePHPの3つの大バージョン全てにリリースがありました
CakePHPコアチームはCakePHP 1.2.11、1.3.12 と 2.0.0-RC2をこんなにも早くお見せできることを誇りに思います。1.2.11と1.3.12はバグ修正・メンテナンスのリリースです。この3つのリリースはバージョン2.0のリリース候補の2度目の試作物を含み、大部分は修正と、新しいテストケースと少しの向上点です。これら3バージョンでは後方非互換な変更はありませんでした。
これらが新鮮なうちにダウンロード*1ページで手に入れましょう!
すべてのブランチで導入された関連する変更で、目立つものは以下の通りです(すべてのバージョンが共通のバグのために関連する修正とコミットを共有していることに注意してください):
1.2
- Windowsでunlink()が開かれたハンドルがあるファイルを削除できない、ファイルの削除問題の修正
- Securityコンポーネントの複数の問題の修正
- TimeHelperで12:00〜12:59の時間がAM(午前)として表示されてしまう問題の修正
- Xmlライブラリでの複数のバグの修正
- Set::extract()関数でのバグ修正
- CacheHelperでの重複したコンテンツ・空のタグの問題ノ修正
このバージョンは、15以上のコミットと10のチケットの解決があった非常に長い時間の後に最終的にタグ付けされています。変更の完全なリストは、変更ログ*2をご覧になって下さい。
1.3
- Postgresに関連したCakeSchemaでのバグの修正
- Containableビヘイビアのバグ修正
- memcacheへのunixソケットのサポートの追加
- 科学的表記法がMySQLへMySQL独自の形式として渡されなかったバグの修正。これは精度の損失を招いていました。
- Set::extract()関数でのバグ修正
- TRUNCATEの代わりにDELETE FROMを使うようにPostgreSQLを変更しました。これはフィクスチャで制約(constraints)を使うデータベースの互換性を向上させるでしょう。
20以上のチケットを閉じた計53のコミットはこのバージョンが最も安定しCakePHPのバージョンが既によくテストされたものに強化することになりました。変更の完全なリストは、変更ログ*3をご覧になって下さい。
2.0
- Configureクラスの「default」設定は、まだ作成されていない場合自動的に作成されるようになりました。
- フルページのキャッシュとテーマの組み合わせが動作するようになりました。
- FormヘルパーとRssヘルパーの複数のバグ修正
- Upgradeシェルの向上
- PaginatorHelperで%page%スタイルのプレースホルダーが非推奨になりました。ScaffoldとBakeテンプレートが非推奨のプレースホルダーを使わないように更新されました。
- モデルのバリデーションメッセージはバリデーション配列の「rule」キーからのパラメータで埋められるsprintfのプレースホルダーを受け入れるようになりました。
- 新しいテストの山がスイートに追加されました。
64コミットと10以上のクローズされたチケットが完全な変更ログ*4で見れます。
2.0の最終的なstableリリースにとても近くなってまいりました。チームは今、残りのバグ修正と新しい2.0のbook*5にあるドキュメントの向上に焦点を当てています。もしあなたがドキュメントを磨き、向上することで私たちに手を貸してくれるなら、どうぞ自由にレポジトリ*6をフォークして変更のプルリクエストを送ってください。また、APIドキュメント化の向上を望んでもいますので、コードでのドキュメントブロック(doc blocks)のプルリクエストもまた非常に歓迎します!
全ての関連するコミット、チケット、ドキュメントの編集、その他フレームワークへの助力を通しての貢献に関して、多大な感謝を捧げます。また、CakeFest 2011に参加した人々にも感謝を。このお祭りは去年より更に良いものとなりました。
-- 訳ここまで
後書き
Bakeryのリリース記事の訳です。
http://bakery.cakephp.org/articles/lorenzo/2011/09/19/cakephp_triple_layered_edition_released
RC-1の和訳をしなかったのは気づいたのが遅かったのと、なんかめんどくさくなったからです。そのうち暇つぶしに翻訳しましょうかね。
ともかく、非常に早いペースですね。RCは3までなので、年内確定と見ていいでしょう。新しいドキュメントも訳していきたいですね。やることいっぱい!